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テキストマッチ

大局観とはモノサシで戦略を数理的に計ることだと前回投稿の記事でお話しました。
そしてネット戦略には6つのモノサシがあるということも。
これがすなわち、SEO対策と巷で叫ばれているものです。

検索エンジンを意中の女性に例えてお話した6つのモノサシとは以下のようなものでした。

・プレゼント攻勢
・マメな性格
・彼女の友人や家族からの推薦
・人間としての厚み
・流行のファッションセンス
・あなたの家柄や資産

今回はそのうち"プレゼント攻勢"について書きましょう。

人間はプレゼントに弱い生き物です。
例えばあなたが普段仕事で行う"接待"もプレゼントの一つです。
得意先へ贈る"お歳暮"も、もちろんプレゼントの一種でしょう。
そして、あなたが接待を行うのはその後の取引がスムーズに遂行されるのを期待しているわけですよね。

最近は接待や暮れの付け届けを行わない企業も増えてきました。
接待や付け届けを行う企業でも、それが商慣習だからと割り切っているところも多いようです。

商慣習といってしまえばそれまでですが、実はプレゼント攻勢は心理学的にも実に理に適った営業手段なのです。

"貸し借りはチャラにする""受けた恩は必ず返す"ドラマや時代劇でよく聞く台詞ですが、要はこういうことなのです。

プレゼントを受け取ったままでは人間はストレスを抱えてしまうのですね。
人間はどこかで、このストレスを昇華させたいのです。
接待や付け届けはこの人間の行動原理を逆手に取った商慣習なのです。

さて、ネット戦略に話を戻しましょう。

検索エンジンが擬似人格化を目指しているのは前回の記述の通り。
だったら、検索エンジンがついつい心を開くプレゼントとは一体何か?

私ぐらいの歳になると、女性には花。
なんて単純に考えてしまいますが、やはり受け取る側の興味を惹くプレゼントが最適でしょう。
例えば流行のアンチエイジングものとか、定番の美容関連グッズでしょうかねぇ。

ともあれ、検索エンジンが最も興味を抱くだろうものをプレゼントすればいいのです。

答えから先に書きましょう。それも具体的に。(^^)

あなたのページ内の文章中に存在するキーワードの頻出度を高めることです。
専門的にはテキストマッチと呼ばれるものです。

キーワードは検索エンジンが常に捜し求める仕事です。
検索エンジンの仕事そのものにアピールするページを用意してあげるのです。
これに勝るプレゼントはないでしょう。

だからといって、キーワードを連続して羅列させてはいけません。
擬似人格化の世界では、キーワード羅列の行為をストーカーと呼びます。
SEO対策の世界ではスパムと呼び、ストーカー同様、最も嫌われる行為です。

では、文章中にどのくらいキーワードを頻出させればいいのでしょうか?

ここで、私が○○%と書いてもそれを実践できる方はいないでしょう。
より、簡単にあなたが実践できる形でキーワード頻出の手段を書きます。

・代名詞を使用しない。
・接続詞を使用しない。
・主語を省略しない。

たった、これだけです。
いわゆる、コソアド言葉を使用しないということです。

ユーザーが代名詞で検索することはありません。
ですから代名詞を書くという行為自体が不必要で無駄なことなのです。
そして代名詞は大抵の場合、キーワードで置き換えることが出来ます。

この代名詞を使用しないというだけで、キーワードの頻出度は格段にアップします。

次に、接続詞の使用も控えるようにします。
言い換えますと、一つの文章をなるだけ短くしていただきます。
そして、それぞれの文章には必ず主語を省略せずに書いていただきます。

一文を短くすれば文章中のキーワードの比率が高まります。
そして、主語の省略を禁ずることで、キーワードが文中に必ず存在することになります。

要は文章の書き方です。
SEO的なテキストマッチにおいて気をつけていただくことは、この3項目だけで十分です。
パーセンテージなどの数値目標を掲げても、まったく意味がないことがお判りいただけたと思います。

 

話は変わりますが、私が普段顧客に対し
「代名詞を使用してはいけません!」
「一つの文章をなるだけ短くしてください」
と言います。

すると、
「ずいぶん幼稚な文章になるね」
「こりゃ、書きずらい」
など反発される方が必ずいます。

確かに、高尚な文章とは言いがたくなります。
普段から慣れていないと書くこと自体、努力を要することも事実です。

ですがそもそも、代名詞の多用は文章自体を判りにくいものにしているものです。この事実に、どれだけの方が気が付いているでしょう?
一つの文章が長くなればなるほど、大学入試にも匹敵する読解力が必要になるものです。

あなたは、サイトをどなたにご覧になっていただきたいのですか?
あなたの文章を読んで、文章力を評価してもらうのが目的ですか?

この2つの設問の答えこそ、
幼稚に思えるくらい簡単で、短い文章を書く理由です。
そして検索エンジン対策としても功を奏する。

一石二鳥ではないですか。